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Q&A:「子供がアレルギー性鼻炎と言われました。なぜアレルギー性鼻炎になるんですか?どんなことに注意すれば良いですか?」

Updated: May 20, 2023



アレルギー性鼻炎とは、花粉やハウスダストなどのアレルゲンによって鼻の粘膜が炎症を起こす病気です。いわゆる花粉症もこの一つにあたります。

こどもがアレルギー性鼻炎になる原因には、主に花粉やダニ、カビ、ペットの毛などのアレルゲンによって引き起こされます。

家族歴や環境の要因、食物アレルギーや喘息などのアレルギー素因などが関連した要素として挙げられます。

こどもの場合は大人と同様にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血、咳などが主な症状として現れます。

治療の面では、子供の花粉症には、抗ヒスタミン薬や鼻炎用スプレー、アレルギー免疫療法などが用いられます。大人の花粉症にも同様の治療法がありますが、加えて、抗炎症薬や鎮痛剤なども用いられる場合があります。

アレルギー性鼻炎の治療には、アレルゲンの対策をすることも有効です。

例えば花粉症の場合は、マスクを着用したり、ワセリンの塗布、外出後に衣類を綺麗に保つことも効果的です。

注意点としては、子供の花粉症は、症状が慢性化している場合や、喘息やアトピー性皮膚炎などの合併症がある場合は、市販薬ではなく、適切な医療機関で診断・治療を受けた上で治療をすることが重要です。

また、アレルギーの薬の副作用で眠気が出る場合があります。

アレルギー性鼻炎自体でも、鼻づまりやくしゃみなどの症状が悪化したり、眠気があることで学校生活にも影響が出ることがあります。

早期の治療や予防が重要です。定期的に受診して、医師の指導に従って治療してください。


文章、監修:野田昌生 イラスト:野田昌生

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