喉頭軟化(軟弱)症は、気管や喉頭の壁が薄くなり、柔らかくなってしまう疾患です。主に乳児期に発症することが多く、特に早産児や低体重児に多く見られます。
喉頭軟化症の原因は明確ではないのですが、遺伝的な要因や外的要因が関与するとも報告されています。
喉頭軟化症の主な症状には、以下のようなものがあります。
- 喘鳴(ヒューヒューという音を出す)
- 呼吸困難
- 咳がでる
症状が軽い場合は経過観察する場合もありますが、喉頭が柔らかいことで、息の通り道を塞いでしまうことがあります。
このように、症状が重い場合は、人工呼吸器の使用や気管挿管、気管切開術などが必要になることがあります。また、定期的なフォローアップや家庭での管理が必要になる場合もあります。
喉頭軟化症だった場合、小児科医や耳鼻科専門医による適切な診断と治療が必要です。ご家族や周りの方々には、定期的な診察や治療に協力していただき、一緒に治療方針を決めていくことが大切と言えます。
また、症状の変化や急な悪化があった場合には、早期に相談するようにしましょう。
POINT
- 喉頭軟化症は気管や喉頭の壁が薄くなり、柔らかくなってしまう疾患
- 乳児期に発症することが多く、ひどい場合には息の通り道を塞いでしまう
- 経過を見ていく必要があり、人工呼吸器や気管挿管、気管切開術の適応となることがある