子どもも大人も鼻血はたいていの人が経験していると思いますが、なんだか最近よく鼻血が出るといったことはありませんか?また、慌てて上を向いたり、ティッシュを詰めたりしていませんか?実はそれ、間違った対処法かもしれません。
鼻血はよく起こりうるものですが、原因や対処法を知っておくことで過度な不安も解消され、適切な対応が取れますので是非、記事をお読みいただければ幸いです。
鼻血の原因はどんなものがありますか?

鼻血の原因はさまざまですが、大きく分けて外的要因と内的要因があります。外的要因としては、指で鼻をいじる、強くかむ、外傷などが挙げられます。特に子どもは鼻をほじることで粘膜を傷つけやすく、鼻血が出やすい傾向にあります。
内的要因には、乾燥やアレルギーによる粘膜の脆弱化、高血圧、血液疾患、副鼻腔炎などが含まれます。冬場やエアコン使用時は乾燥によって鼻の粘膜が傷つきやすくなり、鼻血の原因になります。また、高血圧の人は血管がもろくなり、出血しやすくなります。外的要因は分かりやすいと思いますので、ここでは、内的要因少し詳細を記載してみます。
鼻血の原因としての主な内的要因
- 乾燥した環境
乾燥した空気は鼻腔内の粘膜を乾燥させ、ひび割れを引き起こす可能性があり、これにより血管が破れて鼻血が発生しやすくなります。特に冬季やエアコン使用時に鼻血を出す場合がこのケースが多くなります。 - アレルギーや感染症
実は、アレルギー性鼻炎や風邪、インフルエンザなどの感染症により、鼻腔内の血管が炎症を起こして鼻血を出す場合があります。特に、くしゃみや鼻をかむこともあわせて出血することはよくあります。特に花粉症の季節になると鼻血が出やすいという場合はこのケースになります。 - 高血圧:子どもの鼻出血の原因としては少ないです。
高血圧は血管に過度な圧力をかけるため、鼻血が発生しやすくなる要因の一つです。高齢者において、血圧の影響で鼻血出るケースが見受けられます。 - 薬の副作用:子どもの鼻出血の原因としては少ないです。
実は薬の種類によって鼻血になり易くなるものがあります。抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)は鼻血が止まりにくくなることもありますので、特に鼻血の症状が頻繁に起こるなどがあり定期的にお薬を飲んでいる場合は、薬剤師などの専門家に相談してみてください。 - その他の原因
その他、鼻中隔弯曲(鼻の中の壁が曲がっている状態)や腫瘍(若年性血管線維腫や悪性腫瘍など)、遺伝的な血液凝固障害、オスラー病(遺伝性出血性毛細血管拡張症)など、さまざまな要因が考えられますので、気になる場合は一度、耳鼻科医に相談してみるのも有効です。
鼻血が起こったらどのような処置をすれば良いですか?

鼻血が出ると慌ててしまいますが、適切な対応をすればほとんどの場合、短時間で止めることができます。ここでは、鼻血が出た際の正しい対処法を紹介します。
- まずは落ち着く
鼻血が出ると驚いてしまいますが、焦らず冷静に対処することが大切です。 - 頭を「前」に傾ける
鼻血がこぼれないように上を向く方が多いですが、基本的には誤りで、上を向くと血がのどに流れ込み、むせたり気分が悪くなったりすることがあります。軽く前かがみになり、口から出る血は吐き出しましょう。 - 小鼻をしっかり押さえる
鼻血の多くは鼻の入り口付近の粘膜(キーゼルバッハ部位)からの出血です。親指と人差し指で小鼻をつまみ、5~10分ほど圧迫すると止血しやすくなります。 - 冷やすことも有効です
鼻を直接でも良いですし、首の後ろを冷やすと、血管が収縮し出血が止まりやすくなります。少し水で濡らしたタオルでも効果はあります。
子ども鼻血が止まらないのですが受診した方が良いか迷っています。

一つの目安としては、
- 「15分以上」鼻血が出て、出方があまり変わらない
場合は、止血のために受診をお勧めします。
その他、以下の場合でも早めに受診するようにしてください。
- 大量に出血する
骨折の疑いがあるなど、強い衝撃があった場合は早めに受診してください。 - のどに多量の血が流れて来る(子どもや高齢者は息苦しくなるケースもあります)
- 吐き気や嘔吐がある
- ふらふらする(貧血症状が起こっている可能性があります。)
- 少量の出血であっても、2週間以上、繰り返して出血する
さいごに
鼻血はさまざまな原因で発生することがありますが、適切な予防策と対策を講じることで、その発生を減少させることができます。頻繁に鼻血が発生する場合や大量の出血がある場合は、原因検索や止血のために、耳鼻科を受診してみてくださいね。