鼻出血はいわゆる”はなぢ”のことで、鼻を触ったり、鼻の粘膜が乾燥したりした場合に、粘膜が傷ついて血がでてしまうものです。

一般的に軽度の鼻血の場合は、以下のような対処法があります。

  • 鼻を強くかまないようにして、ゆっくりと口呼吸をする。
  • 前かがみになって、鼻の柔らかい部分(鼻翼)を指で軽くつまんで、圧迫する。
  • 冷たい湿布やアイスパックを鼻の上部にあてる。
  • できるだけ静かにして、リラックスする。

以上のような対処法を試しても、鼻血が止まらない場合、または頻繁に鼻血を出すようになった場合は、他の原因がある場合や出血量を考慮して、医療機関で受診することをお勧めします。

他の原因とは、例えば、鼻の中に異物が詰まっている場合や腫瘍、血管の異常がある場合などです。

野田 昌生

この記事の監修

野田 昌生

  • 自治医科大学 耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科 講師
  • 耳鼻科専門医 医学博士