春先や秋口になると、くしゃみや鼻水が止まらず、「今日は特にひどい…」と感じることはありませんか?花粉症は、時期や天候によって症状の強さが変わるため、突然ひどくなることもあります。今回は、花粉症による咳の対策や、メガネを活用した予防法について解説します。

POINT
  • 花粉症の症状は天候によって左右される
  • 「今日ひどい」と感じたら早めの対策を
  • メガネを活用することで花粉の侵入を軽減

花粉症の主な症状

花粉症の主な症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりのほか、目のかゆみや充血があります。また、のどに花粉が付着すると咳が出ることもあります。特に「今日ひどい」と感じる日は、目のかゆみや涙目、咳がひどくなりやすく、仕事や勉強に集中できないこともあります。ひどい場合は倦怠感や頭痛が伴うこともあります。

花粉症の原因・花粉症になりやすい方

花粉症の原因・花粉症になりやすい方

花粉症は、スギやヒノキ、ブタクサなどの花粉が原因でアレルギー反応を引き起こします。特に晴れて風が強い日は、花粉の飛散量が多くなり、「今日はひどい」と感じやすくなります。また、家族に花粉症の人がいる場合、遺伝的に発症しやすい傾向があります。都市部では大気汚染が花粉と結びつき、症状を悪化させることもあります。

花粉症の検査・診断の方法

花粉症の診断は、問診やアレルギー検査で行います。アレルギー検査では、血液検査や皮膚テストを行い、どの花粉に反応しているのかを調べます。診断は比較的簡単で、数日以内に結果が出ることがほとんどです。症状が続く場合は、耳鼻科を受診し、適切な治療を受けましょう。

花粉症の治療方法・回復期間の目安

治療には、抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬を使用することが一般的です。症状が軽い場合は市販薬でも対処できますが、咳がひどい場合や、日常生活に支障が出る場合は、医師の処方を受けるのが安心です。とくに、鼻腔内の腫瘍や副鼻腔炎といった他の疾患が隠れている場合がありますので、片側の鼻閉や鼻出血、汚い鼻がつづく場合には、市販薬ではなく医療機関への受診をおすすめします。

また、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)を行うことで、数年かけて体質を改善する方法もあります。症状が強い日は、こまめなうがいや洗顔を行い、花粉の付着を防ぐことが重要です。

花粉症の類似症状の疾患

風邪、喘息、副鼻腔炎などが花粉症と似た症状を引き起こすことがあります。

花粉症にならないための予防・日頃のケア

花粉症にならないための予防・日頃のケア

さいごに

花粉症は、毎年多くの方が悩まされる疾患ですが、適切な対策を行うことで症状を軽減できます。「今日ひどい」と感じる日は特に、メガネやマスクを活用し、こまめな対策を意識しましょう。症状がつらい場合は、我慢せずに医師に相談してください。

野田 昌生

この記事の監修

野田 昌生(のだ まさお)

  • 自治医科大学 耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科 講師
  • 耳鼻科専門医 医学博士